【第一生命の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!
本記事では、第一生命の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。
また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、第一生命から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。
就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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企業概要
今回は、4大生命保険会社の一つである「第一生命保険株式会社(以下第一生命)」について解説していきます。
「第一生命」は生命保険業界では第2位の業績を誇っています。
その強みは海外生命保険事業です。2010年に「相互会社」から「株式会社」に転換したことを契機として、海外事業を積極的に強化しています。
海外における企業利益が全体の約26%を占めており、アメリカのプロテクティブ、オーストラリアのTALを中心に、海外での事業拡大をしています。
そんな第一生命の基本情報は以下のようになっております。
社名 | 第一生命保険株式会社 |
本社所在地 | 〒100-8411 東京都千代田区有楽町1-13-1 |
設立 | 1902年9月15日 |
取締役会長 | 渡邉 光一郎 |
代表取締役社長 | 稲垣 精二 |
総資産 | 39兆8,885億円 |
従業員数 | 54,829名(内勤職員11,265名、営業職員43,564名) |
経営理念
ミッション :「一生涯のパートナー」お客様第一主義
ビジョン : 安心の先にある幸せへ
引用:第一生命HP 経営理念
上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。
お客様第一主義を根底に、お客様とお客様の大切な人々の「一生涯のパートナー」として、それぞれの地域で、人々の安心で豊かな暮らしと地域社会の発展に貢献してくということ。
また人生100年時代を迎え、一人一人の価値観が多様化する中で、今まで第一生命が提供してきた万が一の「保障」だけでなく、「健康・医療」、「資産形成・承継」、人と地域や社会との新しい「つながり」を提供することで、お客さまの「クオリティ オブ ライフ(QOL)」向上に貢献していくということです。
将来性
人口減少により規模が小さくなっていくであろう国内市場、またお客様の価値観の多様化が進んでいくであろう今後に対して、2つの対策を講じています。
1つ目が、前述したとおり第一生命の強みとして挙げられる「海外生命保険事業」です。
第一生命は2010年に「相互会社」から「株式会社」となったことを契機として、「海外生命保険事業」に力を入れ始めました。
資本調達に制限があった相互会社から、大胆なM&Aを駆使した成長戦略を描けるようなった株式会社への転身で、アジアを中心とする海外の企業へ大型M&Aをしかけ、海外での市場シェアを高めていきました。
2013年にはインドネシアでの保険ビジネスを展開する土台を築き、オーストラリアにも進出しており、オーストラリアの子会社は同国の保険市場で首位になりました。
同様にベトナムもインド、タイにも進出を果たしました。
さらに、2015年にはアメリカの保険会社プロテクティブを買収し、完全子会社にしました。
これにより、安定的な利益の拡大に貢献する「先進国における事業」 と、将来の成長に期待する「新興国における事業」のバランスを見ながら、成長戦略を描けるようになりした。
このように事業展開をしていた、アメリカやオーストラリアなどの安定市場は持続的に成長しており、安定的な利益貢献を拡大しています。
また、成長市場ではベトナムを筆頭に売上高を上げており、市場シェアの拡大に貢献しています。
さらに、ベトナムやカンボジアなどの新興国市場では、既存の販売チャネルの強化や、新たなビジネスパートナーとの協業などにより市場シェアの拡大を目指しています。
2つ目が、お客様一人一人の生涯をサポートしていく、「With You プロジェクト」が挙げられます。
このプロジェクトは、一人一人のライフスタイルや価値観が多様化している現代社会において、お客様の生涯をサポートするために立ち上がったものです。
様々なライフステージに応じた最適な商品・サービスで、お客様一人一人の安心で健康な人生を、生涯設計デザイナーやFPなど高い専門性を持つ職員の連携でサポートしていくものとなっています。
求めている人物像
私が皆さんに期待していることは4つの勇気です。「目標を掲げる勇気」「目標に向かって一歩踏み出す勇気」「途中でダメなら引き返す勇気」「何度でもチャレンジする勇気」。そんな“勇気”を持った皆さんが、次世代の第一生命グループを担い、さらなる飛躍を導いてくれることを期待しています!
引用:第一生命採用ページ(トップメッセージ)
またコロナの影響もあり、急速に変化していく社会と生活様式に対応していくために必要な心構えについても次のように語っています。
最先端のテクノロジーを用いて、今までになかった領域でサービスを提供できるようになったほか、アフターコロナの新たなニーズに対応していくことで、お客さまや社会のお役に立てる領域は広がり続けています。
引用:第一生命採用ページ(トップメッセージ)
だからこそ、若い皆さんには「陽転思考」を持ち、今起こっている大きな変化を絶好のチャンスと捉えて何事にも挑戦し、大きく成長してほしいと思います。
第一生命グループは個性と挑戦心溢れる皆さんを心から歓迎します。
コロナ禍がもたらした、とてつもなく大きな社会・生活様式の変化に対応するために生命保険ビジネスの変革を考えている第一生命では、「新たな課題に気づき、それを解消するために努力できる」人材が求められているようです。
様々な事柄にアンテナを高く持ち、問題やニーズに気付き、そのニーズに応えるために挑戦した経験や、周りの人を巻き込んで挑戦した経験などが活きてきそうです。
就職難易度(採用・選考状況)
ここまで第一生命の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。
続いて本章では、第一生命の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。
採用大学
22年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
早稲田大学16、慶應義塾大学13 、同志社大学8、東京大学6、明治大学6、法政大学6、青山学院大学5、立教大学5、中央大学5、京都大学4、立命館大学4、一橋大学3、東京女子大学3、成城大学3、日本女子大学3、東京工業大学2、上智大学2、学習院大学2、東京理科大学2、大妻女子大学2、大阪大学2、神戸大学2、金沢大学2、関西大学2、関西学院大学2、小樽商科大学2、東北大学2,九州大学2,日本大学2、横浜市立大学1、筑波大学1、東京都立大学1、ICU1、お茶ノ水女子大学1、白百合女子大学1、聖心女子大学1、成蹊大学1、北海道大学1、岡山大学1、大阪市立大学1、大阪府立大学1、同志社女子大学1、徳島大学1、名古屋大学1、長崎大学1、名桜大学1、秋田大学1、中原大学1、義守大学1、UCサンディエゴオレゴン大学1他
※基幹職のみ(機関経営職・ライフプロフェッショナル職は除く)
参考:就職四季報2024年版
採用人数
男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。
年度 | 大卒(文系) | 大卒(理系) | 院卒(文系) | 院卒(理系) |
20年 | 168名 | 13名 | 2名 | 10名 |
21年 | 118名 | 9名 | 5名 | 17名 |
22年 | 121名 | 5名 | 3名 | 11名 |
23年 | 110名 | 5名 | 3名 | 12名 |
また、男女別の採用人数は以下のとおりです。
年度 | 男性 | 女性 |
20年 | 94名 | 99名 |
21年 | 62名 | 87名 |
22年 | 60名 | 80名 |
23年 | 67名 | 63名 |
採用予定学科
法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系
引用:リクナビ2024「第一生命保険株式会社:採用情報」
配属勤務地
23年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
全国各地の事業所
参考:就職四季報2024年版
配属部署
23年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
本社各部、支社およびグループ会社
参考: 就職四季報2024年版
多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。
一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。
しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。
自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。
当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
採用倍率
〇 昨年度の採用人数:140名
〇プレエントリー候補リスト登録人数:27488名
引用:リクナビ2023「第一生命保険株式会社:採用情報」
第一生命の採用倍率は約196倍と算出できます。
これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。
うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス
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JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。
第一生命の新卒採用の選考フロー
エントリーシート提出およびWEB適性検査①
↓個別座談会「Career3rd」(複数回)
↓WEB適性検査②・テストセンター(基幹総合職応募者のみ)
↓個人面接(複数回)
↓内々定
なお、個別座談会「Career 3rd」については、エントリーシートおよびWEB適性検査①で一定水準以上を満たした場合のみ案内。
また、個人面接については、個別座談会「Career 3rd」に全て参加し、WEB適性検査②・テストセンターなどで一定水準以上を満たした場合のみ案内。
となっております。
(基幹業務職に応募した場合、個別座談会「Career 3rd」に全て参加した方場合に個人面接に案内されます。)
総合職・業務職ともに、個別座談会に全て参加した場合のみ個人面接に進めることには注意が必要です。
webテストの形式は、テストセンターで行われるSPIで、言語・非言語・性格になっております。
ボーダーも高くないため、しっかりとSPIの勉強をしておけば心配はないです。
また、「面接対策をしたい!」「ESのクオリティをあげたい!」という方には、就活エージェントの利用がおすすめです。
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また、「大手企業からの逆オファー」や「1週間での早期内定」など様々なメリットもあります。
以下の記事では、おすすめの就活エージェントについて、特徴とおすすめ点をまとめています。
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内定獲得のための必須対策
ここまで第一生命の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。
続いて本章では、第一生命から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。
第一生命でなければダメだという明確な志望理由を示そう
他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。
そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。
志望理由を考える際は「なぜ生保業界なのか」「なぜ第一生命なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。
また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。
OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。
「なぜ第一生命を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が第一生命で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。
しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。
「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
基本的な面接対策を行う。
第一生命の面接では、志望動機や自己PR、長所や短所といった基本的な質問を聞かれることが多いです。
また、学生時代に力を入れたことは、深堀りされることもあるため、何に取り組んだかだけではなく、その時どのように考えていたのか、今後どうしていきたいと思っていたのかなど、具体的な回答内容を考えておきましょう。
入社後に関する質問では、第一生命で実現したいことも聞かれやすいため、就職してからのビジョンは明確に考えておきましょう。
このような質問に答えるためには、自分自身のことをしっかり理解し、ズレのない一貫した価値観を把握する必要があります。
面接の対策だけではなく、魅力的なESを書くうえでも自己分析は必要になってくるものなので、しっかり行いましょう。
また、基本的な質問が多いため面接に必要なマナーや、話し方など面接の基本対策もしっかりと身につけておくといいと思います。
求められる人材とマッチするエントリーシートを書く
人気企業で、受ける人の多い第一生命で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。
ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。
自己分析を行い自分の強みを明確にし、第一生命の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。
第一生命では、「新たな課題に気づき、それを解消するために努力できる」人材が求められています。
相手のニーズを把握して、それに応えるために自ら動いた経験や、チームやバイト先の問題点に気づき、それを解決するために自ら動いた経験を書けるといいでしょう。
また様々な専門家の方と協力して、お客様の生涯をサポートしていくことを目指しているため、その解決の際に周囲の人を巻き込んで挑戦していると、さらにアピールできるかもしれません。
就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。
簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。
その他の気になる情報
第一生命の年収
就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。
有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は949万円となります。
過去3年の平均年収は以下のようになります。
令和2年 | 949万円 |
令和元年 | 936万円 |
平成30年 | 951万円 |
総合職の年収は30代で1000万円を超えるそうです。
第一生命の初任給
第一生命の初任給は以下の通りです。なおここでは転勤を伴う総合職であるG型を記載しています。
4年制大学卒/ 月給27万4700円
大学院修士・博士課程卒/ 月給28万2770円
厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、第一生命の初任給は平均よりも高いことがうかがえます。
第一生命の評価
実際に第一生命で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。
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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。
第一生命は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今回は、第一生命の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。
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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。
皆さんの就職活動を応援しております。