【今からでも間に合う!】 内定にグッと近づくOB・OG訪問とは!? 目的や質問内容を徹底解説

2022年2月20日

OB・OG訪問サムネイル

皆さんこんにちは!就活ジョブジョブのジョブ兄です。

今回は、就職活動のおいて差が出やすいOB・OG訪問について解説します。

OB・OG訪問は、全ての就活生がしているというわけではありません。

しかしながら、志望している業界によっては、企業が提言していないだけで、ほぼ必須となっていることもたびたびあるのが、このOB・OG訪問です。

実際、マイナビのモニター調査(2021年卒)によると、就活生のおよそ4人に1人がOB・OG訪問を実施したという結果があります。

このように、する人としない人がいるという、就活では珍しい項目です。
それゆえに、OB・OG訪問を実施した人とそうでない人には、大きな差が生じると言えるでしょう。

一方で、
「OB・OG訪問ってどうやってお願いするの?」
「自分の志望企業に知り合いがいない」
「どんな質問をすればいいの?」
「終わったあとにお礼はすべきなのか?」

こんな不安や疑問があると思います。

この記事では、そんなOG・OG訪問について、そもそもなぜするべきなのかという目的、どのように実施するかという方法、効果的なOB・OG訪問の質問や準備、などを重点的に解説していきます。

この記事を最後まで読んだ方は、就活において効果的なOB・OG訪問を再現できるようになり、他の就活生に大きな差をつけることができます。

OB・OG訪問のが盛んになるのは3~4月と言われています。
これからが本番の時期ですのでしっかり対策をしましょう!

OB・OG訪問の目的

OB・OG訪問とは

OB・OG訪問とは、「志望している業界・企業の社員と直接会話をし、実際に働いている社員から知りたい情報を聞き出す」ものです。

簡単に言い換えると「実際に働いている社員と会話をして、業界・企業のことを知る」ということです。

では、なぜ就職活動をする中でOB・OG訪問が必要になるのでしょうか。
目的を確認し、効果的なOB・OG訪問ができるようにしましょう。

また、OB・OG訪問をするにあたって、ある程度業界・企業に対する知識あるとより効果的なOB・OG訪問が行えます。

業界研究のやり方を簡単4ステップでまとめた記事も書いております。
5分ほどで読める内容になっているので、時間がある方はぜひ読んでみてくださいね。

OB・OG訪問の目的

OB・OG訪問の目的とは、企業の選考においてほぼ必ず聞かれる志望動機を、より明確で説得力のあるものにするためです。

他にも、企業文化を知り、ミスマッチを防止するためという目的もありますが、今回の記事ではOB・OG訪問を通して選考を有利に進めることを重視して紹介しています。

各企業は、就活生がなぜ自分の会社を志望しているのかを知ることで、その人が入社後意欲を持って働いてくれるかを審査しています。

ここで、曖昧であったり、説得力のない志望動機を提示すると、いかに他の質問での評価が高くとも、「自分の会社でなくても良い」と判断されてしまいます。

企業側は、明確で説得力のある志望動機を持っている学生に魅力を感じるというわけです。

しかし、企業が開示している情報などから志望動機を作成するには限界がある場合もあります。
他の就活生も同じ情報源から志望動機を作成するため、差別化ができないからです。

OG・OB訪問を実施し、実際働いている社員さんからの話を聞くことで、独自性のある情報を収集することができます

そして、独自性のある情報から志望動機を作ると、他の就活生とは一味違う、明確で説得力のあるものが出来上がります。

OB・OG訪問の流れ

次に、OB・OG訪問がどのような流れで進んでいくのかを確認しましょう。

OB・OG訪問には大きく分けて、4つの工程があります。

「OB・OGを探す」
「目的を定め、準備をする」
「OB・OG訪問の実施」
「お礼メールを送る」

ここから一つずつ解説していきます。

OB・OGを探す

OB・OG訪問をするにあたって、何よりまず訪問するOB・OGを見つけることが先決です。

ただ「どうやってOB・OGを探すの?」と悩まれる方も多いと思います。

実は、OB・OGを見つける方法はさまざまあります。

・大学の就職科に相談、またはデータベースを利用する
・所属しているサークル・部活などの先輩をあたる
・企業の設置しているプラットフォームを使用する

などがあります。

大学には、就職活動支援のための機関が存在します。
自分の大学の先輩、さらには同じ学部の先輩などを探したい場合には、大学の就職科を利用すると良いでしょう。

所属しているサークル・部活の先輩や、家族・友人のコネクションを活用するのも一つの手です。
周りの人たちも、あなたに協力したいはずなので、もし志望する業界のツテがあるのならば、活用すると良いでしょう。

また、最近ではOB・OG訪問での大学間での格差が問題として取り上げられるため、企業によっては特定のOB・OG訪問のプラットフォームを設置しています。

この多くは、既存のOB・OG訪問サービスですので、積極的に利用することをお勧めします。

アポイントをとる

OB・OG訪問する相手を見つけたならば、次は連絡を取り、日程と場所を決めましょう。
連絡手段は、主にメールかサービスが実装しているチャット機能です。

ここでは、OB・OGに対して失礼のない連絡を心がけましょう。

普段は仕事をしている社員の方に、時間と労力を割かせて訪問させてもらっていることを忘れずに、感謝の気持ちを持って臨みましょう。

目的を定め、準備をする

OB・OG訪問を質の高いものにするためには、目的設定と準備が最も大切です。
具体的には、事前に質問を考えておく、メモを準備しておく、などがあります。

もし、準備をしないで臨んでしまった場合、意図のない質問を投げかけてしまい、貴重な時間を無駄にすることとなります。

そのため質問内容をどう用意するかが大事になってきます。
効果的な質問をするために、訪問の目的を明確に設定しておきましょう。

目的を定めると、どのような質問をすれば良いかが見えてきます。
そして、きちんと意図のある質問となり、訪問相手も意図を読み取って答えてくれることが期待できます。

また、OB・OG訪問は時間が限られているため、あなたが聞きたいことを全て聞けるとは限りません。

「業界の理解を深めるため」「企業の文化を知るため」「面接対策をするため」など、自分が訪問を通してどのような状態になっていたのかしっかりと考えておきましょう。

目的を定めておくと、質問も本質的なものが揃い、有意義なOB・OG訪問になるだけなく、質問に優先順位をつけることができます。

効果的なOB・OG訪問をするためには、ただ闇雲にOB・OG訪問をするのではなく、目的を定め、この目的に沿った準備をすることが何よりも大切です。

OB・OG訪問の実施

訪問の当日には、事前に準備しておいた質問をぶつけていきましょう。
ここでは、メモを取ることをお勧めします。

質問に答えてくれている時に、メモを取るのは失礼と思われるのでは
と不安な方もいると思います。

しかし、OB・OG訪問ではメモを取りながら話を聞くスタイルが一般的なので安心してください。
実際にOB・OGが「メモの準備は大丈夫ですか?」と聞いてくださる場合もあります。

せっかくしっかり準備をしているのですから、有意義な訪問にするためにも、OB・OGの話を記録しましょう。

また、訪問の際には注意すべきことがいくつかあります。

まず、何より相手に失礼のないような最低限のマナーを実践しましょう。
挨拶、自己紹介、服装などは、社会人にとっては当然のルールがあります。

メモを取る際も、訪問相手に「メモを取ってもよろしいでしょうか」と冒頭に一言添えておくと良いでしょう。

また、訪問の時間をオーバーしないように学生側が心がけることも大事です。
相手はあなたのために時間を作ってくださっているので、予定の時間が差し迫ってきたならば、無理矢理質問をするなどはしないよう、時間をコントロールしましょう。

お礼メールをする

訪問が終われば全てが完了ではありません。

必ず、訪問させてもらった社員に対してお礼のメールをしましょう。

要素として、感謝の言葉、簡潔な振り返り、感想の3つがあれば問題ありません。

質の高い訪問をするための質問集

OB・OG訪問の質とは

実際、OB・OG訪問には質の高い低いがあります
質の高い、つまり効果的、有意義なOB・OG訪問とは、「目的をもって臨み、この目的に沿った質問を投げかけられている」ものです。

目的設定が、訪問の質を左右する理由は、質問に意図が生まれるからです。

意図がない質問は、社会人からすると、何を答えて欲しいのかわからないため、本当にあなたが知りたいことが分からず、とりあえず答える、という対応をとらざるを得ません。

とりあえずWEB上で拾った質問集を、なぜこの質問をするのか分からないまま何となく質問する、ということはないようにしましょう

反対に意図がある質問は、相手も何を知りたがっているのかを汲み取ることができ、あなたが知りたいことを答えてくれるでしょう

目的を設定し、質問を構成することは学生自身でしなければなりません。
相手は質問に答えるだけで、あなたの知りたい情報が収集できるという構成・内容にしておくことが必要です。

質問集を参考にするとしても、しっかりと自分が聞きたいこと・目的にあった質問を探しましょう。

次の章で、皆さんの目的にあった質問ができるように、目的別の質問集を用意しました。
ぜひ参考にしてくださいね。

目的別の質問集

では、質の高いOB・OG訪問を実施するために、目的別での質問集を紹介します。

先ほど、OB・OG訪問の目的は「説得力のある志望動機を作成するため」と説明しましたが、この目的をさらに分けてみると以下のようになります。

「社員に感じた魅力を伝える」志望動機を作るため→社員を知るための質問

「企業の活動に感じた魅力を伝える」志望動機を作るため→会社内部がどう動いているかを知るための質問

「組織体制に感じた魅力を伝える」志望動機を作るため→ホームーページでは分かりづらい制度を知るための質問


もちろん、個人によって目的は異なるのは当然ですので参考程度に使用することをオススメします。
また、これらの目的を複数設定することも可能です。

訪問時間にもよりますが、盛り込める質問があれば、時間のゆるす限り投げかけていきましょう。

前提として、質問をする際には、訪問するOB・OGの職歴・勤続年数などを確認し、相手に合わせた質問をしましょう。

では、それぞれの目的に対応した質問を見ていきましょう。

社員を知るため

質問内容は訪問相手個人の働くモチベーション、社員同士の関わりなどを中心に構成すると良いでしょう。

・〇〇さんが御社を志望した理由は何ですか
・〇〇さんが御社で働いている理由は何ですか
・どのような時に、仕事にやりがいを感じますか
・仕事をする上で、大切にしている姿勢を教えてください
・仕事で困っていることはありますか
・仕事のやりがい
・就業後はどのように過ごされていますか
・社内イベントなどはありますか
・上司や部下とは、どのようなお付き合いをされていますか
・社員同士の横のつながりは強いですか

これらの質問をする前に、訪問相手の具体的なキャリアや業務内容などを聞いておくと、質問に具体性が増し、より明確な答えが返ってくるでしょう。

相手が答えやすいような全体の構成を考えることも大事になってきます。

会社内部がどのように動いているかを知るため

企業の活動を知るためには、訪問相手が携わった事業や、社風などを中心に聞くと良いでしょう。

・〇〇さんがのこれまでのキャリアを教えてください
・経験された、現在の職種の特色を教えてください
・それぞれの部署の特性などはありますか
・業務内容はどのようなものですか
・一年を通した動きを教えてください
・業界の将来性・課題はどのようなものとお考えですか
・他社と比較したときの、御社の良い点を教えてください
・新卒の配属可能性が高い□□では、どのような素養が必要だとお考えですか

制度の内情を知るため

福利厚生や配属なども、立派な志望動機になり得ます。
ホームページで調べられるものですが、現場の社員目線ではどうなのかを知り、訪問のエピソードを添えるなどすることで、説得力のある志望動機を作ることができます。

・〇〇さん自身は、現在の福利厚生に満足されていますか
・有給休暇などは、消化できる環境ですか
・産休・育休を取れる環境ですか
・査定・評価の仕組みを教えてください

まとめ

最後まで読んでくださりありがとうございました!

OB・OG訪問は就活において、必ずしも必要ではありません。
しかし、やったほうが確実にメリットがあるとこの記事をとして理解いただいたと思います。

特に、採用の枠が少なく、倍率が高い企業を志望する場合などは、相当な企業研究が必要で、他の就活生もOB・OG訪問を当たり前のようにしています。

デベロッパーや総合商社など、就活生からの人気が高い業界で、選考を突破するには、OB・OG訪問は必須と言っても良いです。

また、採用人数が少ない業界以外にも、志望度が高い業界・企業に関しても同様に実施をオススメします。

今回は就活の情報収集の一つとして、OB・OG訪問を紹介しました。

就活生からの人気が高い企業の選考では、どれだけその企業に関する情報をゲットできているかが、選考結果を大きく左右します。

ジョブ兄が就職活動の際に行っていた情報収集の中でも特に効果のあったおすすめの6つの方法についてまとめている記事もあります。

内定獲得に近づくためにもぜひ参考にしてくださいね!

本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。