【JCB(ジェーシービー)の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!
本記事では、JCBの経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。
また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、JCBから内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。
就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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企業概要
今回は、日本発の唯一の国際カードブランドである「株式会社ジェーシービー(以下 JCB)」について解説していきます。
JCBは、以下3つの役割を持った日本唯一のカード会社です。
会員を募集してカードを発行する「Issuer(イシュアー)」
JCBが提供する決済方法を導入する加盟店を開拓する「Acquirer(アクワイアラー)」
JCBカード使用のためのインフラ整備を世界規模で行い、国内外の大手金融機関と提携し、JCBブランドを世界的に確立する「BrandHolder(ブランドホルダー)」
世界的にブランドを確立しているJCBは、現在、世界で3700万件以上の加盟店と海外会員数3,272万名を有しています。
このように海外展開を積極的に行っているJCBは、世界中で24時間利用されており年間取扱高は33兆円を超えています。(2021年3月末)
また、勤務地が各地域の都市部・ほとんどが東京か大阪であるにも関わらず、年収は10年目で1000万円を超えると言われています。
金融の中ではメガバンクほど知名度が高い企業ではないので、倍率もそこまで高くなく隠れた優良企業と言えますね。
そんなJCBの基本情報は以下のようになっています。
商号 | 株式会社ジェーシービー |
本社所在地 | 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア |
設立 | 1961年1月25日 |
代表取締役会長 | 浜川 一郎(はまかわ いちろう) |
資本金 | 106億1,610万円 |
従業員数 | 4,375名 |
経営理念
世界にひとつ。
引用:ブランドメッセージ|JCB
あなたにひとつ。
上記の経営理念は、次のようなことを伝えています。
日本唯一の国際ブランドカードとして、「おもてなしの心」や「きめ細かな心づかい」といった「日本らしさ」を大切する。
そしてお客さま第一精神のもと、「便利」「持っていてよかった」と思われるようなサービスを提供し続けて、お客さまにとっての「世界にひとつ。」を目指すということです。
将来性
日本発唯一の国際カードブランドとして世界中の大手金融機関や国際カードブランドと提携し、世界中に加盟店のネットワークを構築しているJCBは、更なる海外展開による成長を図っています。
実際、この5年ほどの間に海外の会員数は2倍以上に増加し、2020年9月には約3,200万人に達しました。
特に経済成長が著しいアジア地域や新興国を中心に提携先を増やすことで、海外カード会員や加盟店を拡大しています。
これらの国は、経済成長を背景として、可処分所得が増え、購買力が高まり、家電や自動車、趣味に使うアイテムなどの生活を豊かにするものを買うような人が増えます。
そんな人が増えることをきっかけとし、都市部にはショッピングモールなどが作られ、その支払いにはクレジットカードやデビットカードが使われます。
またこれらの国は、日本とは異なり若い世代の人口が多いことも特徴として挙げられます。
若い世代はキャッシュレス化への抵抗感も弱く、これから収入が増え消費が増えていくことが予想されます。
つまり、アジア地域や新興国はキャッシュレス社会へと変化していており、その動きは加速していくということです。
また、アジア市場においては日本唯一の国際カードブランドであるJCBが持つ「日本らしさ」が大きな武器になってきます。
アジア地域や新興国では、日本食や日本のサービス、文化に対する信頼度がとても高く、「おもてなし精神」をとても評価しています。
顧客からの信頼が必須であるカード事業において、この信頼をすでに獲得していることは大きな武器になります。
さらに冒頭で説明した、会員を募集してカードを発行する「Issuer(イシュアー)」JCBが提供する決済方法を導入する加盟店を開拓する「Acquirer(アクワイアラー)」の機能を有していることも大きな武器となります。
まだまだ、カード事業が発展していない国において、カード発行のノウハウと店舗への導入のノウハウを発揮することで、JCBを基盤とした強固なネットワークを作ることが出来ます。
このようにアジア地域や新興国での基盤を固め、その基盤を活かしすでに進出している欧米地域を含めた世界での基盤を強化していくことも目標としています。
また、さらなる成長市場として、ロシア・インド・サウジアラビアなどへの進出も図っており、2021年にはサウジアラビアの首都リヤドにJCBのオフィスを設置しております。
経済成長をしている国への進出と、JCBにしかない強みが上手くマッチしていることから、今後の成長も期待できる企業と言えます。
求めている人物像
JCBが求める人材は、「たとえ直ぐに成果に繋がらなくても現状に甘んじることなく、自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる人」です。成功したらさらなる成功へ。成功に驕らず、失敗に臆せず、困難な状況でも粘り強く貪欲に前を向いて進むことができる人。そんな人材を求めています。加えて、「個の力を、周囲や組織のために惜しみなく発揮できる人、つまり、周囲に耳を傾け周囲のために行動できる人」です。こうした心構えさえあれば、JCBの舞台で必ず活躍できるでしょう。
引用:人事部長メッセージ/JCB
新たな技術や新しいサービスの誕生などを背景に国内外で今後も大きな変化の中成長していくであろうJCBでは『 自分で考えることをやめず、失敗を恐れずに挑戦し、組織のために責任感を持って働く』人材が求められているようです。
課題解決のために自らしっかり考え、失敗を恐れずに挑戦した経験が活きてきそうです。
就職難易度(採用・選考状況)
ここまでJCBの経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。
続いて本章では、JCBの採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。
採用大学
23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。
(大学名の右の数字は採用人数)
【文系】
(院)立教大リーズ大1
(大)明大18、早大16、慶大15、青学大11、法政大11、立教大8、同大8、上智大7、中大7、神戸大5、関大5、横国大5、立命館大4、関西学大4、大阪公大4、京大3、成蹊大3、一橋大2、横浜市大2、広島大2、都立大1、東理大1、千葉大1、お茶女大1、岡山大1、学習院大1、駒澤大1、東京外大1、東大1、東北大1、東洋大1、日女大1、武蔵大1、明学大1、UCLA1参考:就職四季報2024年版
【理系】
(院)千葉大1
(大)早大2、立命館大2、上智大1、神戸大1、都立大1、東理大1
採用人数
また、男女別・文理別・職種別の採用人数は以下のとおりです。
22卒については、採用人数がまだ未確定ですが65人の採用を予定しております。
年度 | 大卒(男) | 大卒(女) | 修士(男) | 修士(女) |
20年 | 51名 | 23名 | 3名 | 0名 |
21年 | 52名 | 22名 | 1名 | 0名 |
22年 | 56名 | 32名 | 2名 | 1名 |
23年 | 85名 | 79名 | 3名 | 0名 |
年度 | 文系 | 理系 |
20年度 | 75名 | 2名 |
21年度 | 70名 | 5名 |
22年度 | 87名 | 4名 |
23年度 | 158名 | 9名 |
配属勤務地
22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)
東京、(青山29、高田馬場19、三鷹14)、大阪12、札幌2、仙台2、大宮2、名古屋2、広島2、福岡2
参考:就職四季報2024年版
配属部署
22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)
カードサービス本部9、カード事業統括部門12、コミュニケーション本部1、システム本部6、ブランド事業統括部門7、営業本部22、加盟店事業統括部門14、国際本部4、事務本部1、信用管理本部10
参考: 就職四季報2024年版
採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。
しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。
自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。
当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
採用倍率
〇 2022年度の採用人数:101~200名
〇プレエントリー候補リスト登録人数:85483名
引用:リクナビ2024「株式会社ジェーシービー:採用情報」
JCBの採用倍率は約427〜854倍と算出できます。
これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。
JCBの新卒採用の選考フロー
WEB企業説明会
↓
エントリシート・適性検査
↓
面接(複数回)
↓
内々定
選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。
採用ページにログインすることで、WEB企業説明会の動画視聴ができるようになり、動画上で採用情報や選考ステップについても案内があります。
WEBテストの形式はSPIで、内容は言語・非言語・性格です。
SPIは、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。
また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。
無料で就活コンサルタントにESの添削や面接の対策を依頼することができます。
以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。
うまく使うことで志望企業への内定が近づくサービス
ジョブ兄が最もおすすめする就活エージェントです。上手く使用することで、就活を成功させることができます。大手やホワイト企業の紹介もあるので、登録しておくべきサービスです。
JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。
内定獲得のための必須対策
ここまでJCBの採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。
続いて本章では、JCBから内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。
JCBでなければダメだという明確な志望理由を示そう
他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。
そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。
志望理由を考える際は「なぜキャッシュレス業界なのか」「なぜJCBなのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。
また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。
OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。
「なぜJCBを選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分がJCBで働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。
しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。
「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
自分の人生のモチベーショングラフを書く
JCBの面接では、「人生における挫折経験」、「学校の成績や授業について」、「小学校・中学校・高校・大学の自分をそれぞれ一言で表すと」など俺までの人生から価値観を深堀してきます。
自分自身をしっかりと表現できるように、これまで過ごしてきた人生(幼稚園〜大学)の、モチベーションの上下をグラフ化することで、自己分析を行うモチベーショングラフを書いてみましょう。
人生のモチベーショングラフを参考にして、それぞれの時期ごとの出来事、そこから生まれた価値観を話せるようにしましょう。
求められる人材とマッチするエントリーシートを書く
人気企業で、受ける人の多いJCBで内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。
ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。
自己分析を行い自分の強みを明確にし、JCBの求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。
JCBでは『 自分で考えることをやめず、失敗を恐れずに挑戦し、組織のために責任感を持って働く』人材が求められているようです。
課題解決のために自らしっかり考え、失敗を恐れずに挑戦した経験が活きてきそうです。
またその課題が組織のものであったり、その解決に対して責任感を持っていたことが示せると更にアピールになるでしょう。
就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。
簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。
その他の気になる情報
JCBの年収
就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。
JCBは有価証券が公開されていないため、正確な年収はわかりません。
そのため確かなデータはありませんが、JCBで働く社員さんにお伺いしたところ、平均年収は700万円ほどとのことです。
基本的な給与モデルとしては、3年目で550万円、6年目で700万円、10年目で1000万円に到達するそうです。
JCBの初任給
JCBの初任給は以下の通りです。
4年制大学卒/ 月給21万8000円
大学院修士課程卒/ 月給21万8000円
厚生労働省の調査によるとによると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、JCBの初任給は平均よりも低いといえます。
10年目で、年収が1000万円に到達することからも、入社してからの伸び率が高いといえますね。
JCBの評価
実際にJCBで働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。
社員さんのクチコミによる企業の評価を知りたいならOpenworkがおすすめです。
待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。
転勤もほとんどなく勤務先が都市部であること、高収入であり、有給が採りやすいことから働きやすい環境が整っていると言えます。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今回は、JCBの経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。
また選考に向けて、「企業や採用情報を効率的に知りたい!」「オンライン選考の練習をしたい!」といった方には、JOBTVがオススメです。
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以下の記事で、JOBTVについて詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。
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