【三菱地所の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月24日

本記事では、三菱地所の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、三菱地所から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

また、三菱地所のようなデベロッパー企業の採用資料・採用説明動画を見たい方・難易度が同じぐらいの企業を見つけたい方は、JOBTVを利用してみましょう。
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企業概要

三菱地所は、三菱グループの中核を担う企業の一つで、不動産デベロッパーと言われる業界に分類されます。

日本最大のビジネス街である、東京・丸の内エリア、大手町の開発・運用を主な事業としており、三井不動産と並び、日本屈指の不動産デベロッパーとして名を馳せています。

三菱地所は、まちづくりから、複合施設、分譲住宅などの運用まで広く事業を持つ、不動産デベロッパーと言われる企業です。
 
ビジネスの中心である東京・丸の内エリアの開発はもちろん、他にもアクアシティお台場、横浜のランドマークプラザなどの大型複合施設を持っていたり、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米などにもグローバルに事業を展開したりしています。

そんな三菱地所の基本情報は以下のようになっています。

社名三菱地所
本社所在地 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル
設立 1937年5月7日
代表取締役社長 吉田淳一
事業内容  ・オフィスビル・商業施設などの開発、賃貸、管理
・収益用不動産の開発・資産運用
・住宅用地・工業用地などの開発・販売
・余暇施設などの運営
・不動産の売買、仲介、コンサルティング
資本金 142,414,266,891円(2021年5月21日現在
従業員数880名 連結:9,982名

就活ジョブジョブでは三菱地所が属する不動産デベロッパー業界の記事もご用意しております。

業界のビジネスモデルや将来性を確認することは、企業自体の競合比較の中での優位性を理解するという意味で、就活において重要です。

ぜひご覧ください。

経営理念

私たちはまちづくりを通じて社会に貢献します

私たちは、住み・働き・憩う方々に満足いただける、地球環境にも配慮した魅力あふれるまちづくりを通じて、

真に価値ある社会の実現に貢献します。

引用:三菱地所グループHP 理念・サステイナビリティ

以上が三菱地所グループの「基本使命」となっています。

ここからは、国内屈指の不動産デベロッパーとして、街、そこにある建物、そしてそこで生活する人らに対して、大きな影響力があることを自覚すべきであるという想いが込められていると考えられます。

また、三菱地所グループは以下のような「サステナビリティビジョン2050」を掲げています。

Be the Ecosystem Engineers

私たちは、立場の異なるあらゆる主体(個人・企業他)が、経済・環境・社会の全ての面で、持続的に共生関係を構築できる場と仕組み(=エコシステム)を、提供する企業(=エンジニアズ)であることを目指します。

三菱地所グループHP 理念・サステイナビリティ

持続可能な社会の実現に、直接的に影響を及ぼすことが可能な大手のデベロッパーだからこそ、掲げられるビジョンです。

デベロッパーという仕事に誇りを持って持って臨もうとしている姿勢が理解できると思います。

将来性

「丸の内の大家さん」と称される三菱地所は、不動産の開発、賃貸がどうしてもイメージとして出てきてしまうかと思います。

しかし、デベロッパーとだけあり、他にも多様な収益基盤を持っています。

2021年度3月期における、三菱地所の営業収益を見てみると、その約半分がコマーシャル不動産事業、約30%が住宅事業、残りを海外事業や投資マネジメント事業が占めていることが分かります。

この数字だけをみると、どうしても偏りを感じるかも知れません。

しかし、収益の半分を占めるコマーシャル不動産事業の内訳を見てみると、「ビル事業グループ」、「生活産業不動産事業グループ」そして「ホテル・空港事業グループ」の開発・運営機能など、この事業自体がさまざまな機能を持っていることが分かります。

ここで注目したいのが「生活産業不動産事業グループ」です。

コロナウイルスの影響により、各事業で向かい風を受けることとなった不動産業界ではありますが、逆に追い風となった分野もあります。
それが、大型倉庫などの物流系のアセットです。

コロナにより、外出を控える人が増加しECの需要が高まったことは、皆さんよく感じていると思います。

これに伴い、不動産の持つアセットの中で、物流系のアセットの需要も伸びているため、この分野には期待ができます。

そして、ノンアセット事業という、不動産というモノではなく、これを活用したサービスなどにも事業の幅を広げている点は注目です。

また、何より三菱地所は海外進出に力を入れいている点でも将来性は担保されています。

特に、東南アジアでの開発は、現地としても大変需要があり、三菱地所が得意とするビジネスビル、商業施設などがこれから多く多く建つことになるでしょう。

よって、三菱地所は今後も継続的に成長してくと考えられます。

求めている人物像

三菱地所では、人財において求められる要素として、「志ある人」「現場力・仕事力のある人」「誠実・公正である人」「組織で戦える人」「変革を起こす人」の5つを掲げています。

引用:三菱地所HP 人材育成への取り組み

三菱地所では、一般的に用いられる「人材」という言葉ではなく、「人財」と称しています。

これは、社員を企業の経営資源と捉えているためであると、三菱地所はしています。

さて、求めているいる人物像ですが、5つの要素があります。
この5つは、不動産デベロッパーとして働く上で重要になってくる要素であると考えられます。

不動産デベロッパーとは、多くのステークホルダーと関係を持ちながら、彼らを先導していくことが求められてきます

そして、実際に業務に入るにはリーダーシップを持って行動しなければなりません。
かつ、三菱地所という企業に帰属している自覚を持っていてほしい、という想いがこの人財に求められる要素に現れているのでしょう。

これら全ての要素を持っている人は、もはや完璧なのではないかと思ってしまいますが、全業界的にも超難関企業として知られているだけあって、求められている要素のレベルは高いと言えます。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで三菱地所の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、三菱地所の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

慶應義塾大学 11、早稲田大学、東京大学6、一橋大学、京都大学、上智大学 3、東北大学 2、北海道大学、筑波大学、名古屋大学、筑波大学、名古屋大学、神戸大学、埼玉県立大学、立命館大学、関西外国語大学1

参考:DIAMOND online

採用人数で見ると、慶應義塾大学と早稲田大学で17人と約半数を占めています。
また、上記採用大学は採用人数順ですので、かなり大学の偏差値での足切りがあるように考えられます。

採用人数

男女別・文理別の採用人数は以下のとおりです。

年度大卒(男)大卒(女)修士(男)修士(女)
20年20名14名8名3名
21年23名15名6名3名
22年18名15名9名2名
23年20名15名17名4名
参考:就職四季報2024年版

また、職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度総合職
20年45名
21年47名
22年45名
23年56名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。
(地名の横の数字は人数)

東京37、横浜1、仙台1、名古屋1、大阪1、福岡1

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。
(部署名の横の数字は人数)

開発・営業・管理他37、コーポレートスタッフ5

参考: 就職四季報2024年版

採用人数は、例年40程度とかなり狭き門であると言えます。
採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易でしょう。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

三菱地所の新卒採用の選考フロー


 

WEBエントリーシート・適性検査・動画面接
 ↓
グループディスカッション

一時面接
 ↓
二次面接

最終面接

内々定

※グループディスカッションを含む

選考フロー自体は一般的なものなので、追加で対策が必要になる項目は特にありません。

適性検査は例年、玉手箱が採用されているようです。

また、外資系コンサルティング出身者がお教えするグループディスカッションの対策記事もございますため、ご参照くださいませ。

大変人気でありながら、採用人数はかなり少ないため、ここは余裕で通過したいところです。
ボーダーはそこまで高くないとされていますので、できるだけ早めに対策をしておきましょう。

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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以下の記事では、各サービスの特徴とおすすめ点をまとめてありますので、こちらから自分に合ったサービスに登録してみましょう。

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JobSpringを上手に使用する方法を解説しているので是非ご一読ください。

内定獲得のための必須対策

ここまで三菱地所の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、三菱地所から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

業界に対する理解を深める

三菱地所だけでなく、これは不動産デベロッパー業界全体的に言えることですが、デベロッパーがどのようなビジネスモデルを持っているかを理解しておく必要があります。

デベロッパーは学生から例年大変人気があります。

そのため、とりあえず受けてみるという人とそうでない人を区分するときに、企業側としては業界への理解度が、これを見分ける要素になるというわけです。

実際にも、エントリシートや面接で「三菱地所で成し遂げたいこと」が問われているようです。

デベロッパーという仕事をよく理解しておかなければ、この質問には答えられません

まず、三菱地所に限定せず、「デベロッパーとして何がしたいか」を明確にするために、そのビジネスモデルをよく理解しておきましょう。

下の記事では、総合不動産デベロッパーのビジネスモデルや将来性について説明しています。業界研究に是非使ってみましょう。

デベロッパーに相応しい人物像のエピソードを用意する

三菱地所の求めている人物像には、「志ある人」、「現場力・仕事力のある人」、「誠実・公正である人」「組織で戦える人」、「変革を起こす人」という5つの要素がありました。

これらの要素をアピールできるような、学生時代のエピソードを用意しておきましょう。

しかし、限られた字数のエントリーシートで、これらの要素全てを表現するには難しいと思います。

ですので、5つの要素をバランス良く表現できるものとして「関係者との信頼関係構築をしたエピソード」「目標を掲げて最後までやり抜いたエピソード」の2つを用意するのが良いでしょう。

デベロッパーは、多くのステークホルダーと長期間ともに協働して、大きな目標に向かってリーダーシップを持って動いていく仕事です。

そして、関係者との信頼関係や、最後までやり抜いたエピソードは、デベロッパーとして必要な要素を包括的に含んだものになるため、字数の限られたエントリーシートではこれら2つを意識して書くと良いでしょう。

そして、肝心な点はそこにあなたという人間が表れているかどうかです。

エントリーシートでも、ここを意識して書くと、のちの面接での深掘りの際に、結果的に「志の高さ」や「誠実さ」がアピールできる可能性が高いです。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

三菱地所でなくてはならない理由

先ほども書きましたが、「三菱地所で成し遂げたいこと」が問われるため、他の企業との差別化をしなければなりません。

このためには、業界全体、そしてビジネスモデルの理解度を深めるだけでなく、三菱地所がどのエリアに、どんな建物を持っていて、どのような運用をしているかなどをしっかりと理解しておく必要があります。

三菱地所は、多岐にわたる事業を持っているわけですが、その全てを詳細に覚える必要はありません。

面接では、「三菱地所で好きな建物」なども聞かれるケースがあるようです。

このような質問に、しっかりとした理由ともに答えられると、かなり高評価であると言えます。

私個人のおすすめは、OB訪問やインターンシップで、社員との繋がりや実務のエピソードを組み込むことです。

一次情報として三菱地所でなくてはならない理由を揃えることが出来るため、説得力があります。

これらの情報は、2次面接以降のかなり踏み込んだ志望動機に関する質問にも有用です。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ三菱地所を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が三菱地所で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

その他の気になる情報

三菱地所の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和4年の平均年収は1246万円となります。

過去5年の平均年収は以下のようになります。

令和4年1246万円
令和3年1265万円
令和2年1268万円
令和元年1247.6万円
平成30年1273.5万円

三菱地所の初任給

三菱地所の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給26万円
修士卒・博士卒/月給30万円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、三菱地所の初任給は高いと言えます。

三菱地所の評価

実際に三菱地所で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

三菱地所は、福利厚生も充実しており、高収入であること、また風通しの良さから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、三菱地所の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

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