【日立製作所の就職難易度は?】企業研究からES・面接対策まで徹底解説!!

2021年12月25日

本記事では、日立製作所の経営理念や、将来性、求める人材についてまとめることで、皆さんの企業研究をサポートします。

また、採用フローや採用大学、配属勤務地・部署についてもまとめており、日立製作所から内定を獲得するためにすべき対策についても紹介しております。

就活生ならだれもが気になる、企業の平均年収や初任給、口コミについてもまとめてあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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企業概要

今回は、総合電機メーカーのリーディングカンパニーである「株式会社日立製作所(以下 日立製作所)」について解説していきます。

日立製作所は、電力設備やエレベータ等から家電まで作っている、総合電機メーカーです。

総合電機業界でソニーグループと1位・2位を争うシェアを誇っており、外国人を多く社外取締役に登用するなど、経営のグローバル化競合他社より先に取り組んでいます。

そんな日立製作所の基本情報は以下のようになっています。

社名日立製作所
本社所在地 千代田区丸の内1-6-6
設立 大正9年(1920年)2月1日
代表取締役社長 小島 啓二
事業内容  ・ライフ(医療機器、家電等)
・IT(システムインテグレーション等)
・モビリティ(ビルシステム、鉄道システム)
・エネルギー(原子力、再生可能エネルギー、火力等)
・インダストリー(産業・流通システム等)
資本金 460,790百万円
従業員数29,850名

経営理念

優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する

引用:日立製作所HP 経営理念

上記の企業理念は、次のようなことを伝えています。

日立製作所は、創業から約100年間、高い技術力を持って、優れた製品を開発し続けてきました。こうした実績を絶やすことなく、社会への貢献を続けることにより、企業としての価値を高めるのです。

将来性

日立製作所は、2009年に巨額の赤字を計上したものの、直近の10年間ほどで営業利益を順調に伸ばしてきている好調な企業です。

日立製作所といえば、冷蔵庫や洗濯機、あるいはエレベーターに"HITACHI"という文字をよく見かけることから、身の回りの電機を作っている企業としてのイメージが強いのではないでしょうか。

もちろん、家電やエレベーターなどの製品を作っており、日立製作所の主力事業の1つであることは間違いありません。しかし、日立製作所がおこなっているのはこれだけではありません。

例えば「IT」の分野では「Lumada」という、企業の膨大なデータを迅速かつ的確に活用することができるIoT基盤プロダクトを製作しており、社会的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の波にしっかりとついていっています。

他にも、「エネルギー」分野では、世界的なエネルギー需要が高まる一方で脱炭素化が求められている中で、再生可能エネルギー技術の開発にも取り組んでいます。

このように、日立製作所は様々な分野で技術を活かした製品やサービスを作り出す、総合電機企業として価値の創造を試みています。

求めている人物像

日立製作所が求めている人物像について直接的に記載されている箇所はありませんが、日立製作所の採用ページには以下のことが書かれています。

時代は変わる。社会も変わる。
それでも日立には、
創業以来変わらず大切にしてきた理念があります。

「社会に貢献する」

日立で働くすべての人に受け維がれるこのDNA。
理想と現実が対峙する現場で
社会のために本当に成すべきことを考えたとき、
ゆずれないものは人それぞれです。

前例より、挑戦を選ぶ人。
今日ではなく、明日を見つめる人。
会社を超えて、社会を想う人。

多様な価値観の中で
一体となって走り抜くことができるのは、
未来への意志が一緒だから。

人も、会社も、損得より善悪を尊びながら、
ゆずれないものを胸に前へと進んでいく。
そんな日立だからこそ、必ず社会に貢献できる。
日立が誇る仲間たちは、
今この瞬間もそう信じて挑み続けています。

引用:日立製作所HP 採用ページ

日立製作所では、創業以来「社会に貢献する」という理念を大切にしてきました。

『社会に貢献するために個人が大切にする価値観は様々ですが、譲れないものをもって社会への貢献を目指す』人材が求められているようです。

就職難易度(採用・選考状況)

ここまで日立製作所の経営理念や将来性、求める人物像を共有しました。

続いて本章では、日立製作所の採用大学や採用人数などの採用情報と選考フローについて解説します。

採用大学

23年卒4月入社の現時点での採用実績校は以下のようになっております。

【文系】
北大、東北大,東大、名大,京大、阪大,九大、一橋大、神戸大、早大、慶大、同大 他

【理系】
北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大、一橋大、神戸大、早大、慶大、同大、他

参考:就職四季報2024年版

採用人数

職種別の採用人数は以下のとおりです。

年度事務系技術系
20年度100名500名
21年度100名500名
22年度100名500名
参考:就職四季報2024年版

配属勤務地

22年4月入社者の配属勤務先は以下のようになっております。

【総合職】
東京、神奈川、茨城、他全国多数

【技術職】
東京、神奈川、茨城、他全国多数

参考:就職四季報2024年版

配属部署

22年4月入社者の配属部署は以下のようになっております。

【総合職】
営業、システムエンジニア、資材調達、経理財務、人事、法務 他、

【技術職】
研究開発、設計開発、システムエンジニア、生、産技術、品質保証、営業技術、知的財産マネジメント

参考: 就職四季報2024年版

採用予定学科

法学・政策系、経済・経営・商学系、社会・環境情報系、外国語・国際文化系、人文系、教育系、生活科学系、宗教・神学系、医療・保健系、芸術・音楽系、体育・スポーツ系、その他文系、機械系、数学系、電気・電子系、情報工学系、物理・応用物理系、建築・土木系、生物・生命科学系、化学・物質工学系、資源・地球環境系、農業・農学系、水産系、畜産・酪農系、薬学系(4年制)、薬学系(6年制)、商船系、医学・歯学系、獣医系、衛生医療・介護系、その他理系

引用:リクナビ2024「株式会社日立製作所:採用情報」

多種多様な学科から採用する予定があることから、どの学科の就活生でも内定を獲得チャンスがあると言えます。

一方で採用大学を見る限り、ある程度偏差値の高い大学に通っていないと内定を獲得するのは容易ではないと言えます。

しかし、上記大学に通っていなくても、内定を獲得するチャンスはあり、そのためには自己分析をしっかりと行い、ライバルとの差別化を十分に図る必要があります。

自己分析は、ES・面接対策でも必須のものです。

当サイトでも、「自己分析とはそもそも何なのか」「自己分析の目的」「自己分析のやり方」まで解説し、この記事一つ読めば自己分析を完璧にできるものを書いています。

気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

採用倍率

〇 昨年度の採用人数(見込):600名

〇「気になる」登録人数:4,225名

引用:リクナビ2024「日立製作所:採用情報」

日立製作所の採用倍率は約7倍と算出できます。

これはリクナビのプレエントリー人数だけのデータで算出した数字なので、実際の倍率とは異なりますのでご参考程度にお考え下さい。

日立製作所の新卒採用の選考フロー

エントリーシート
 ↓

WEBテスト
 ↓

模擬面接
 ↓

最終面接
 ↓

内々定

選考フロー自体はおおむね一般的なものなのですが、「模擬面接」という名称が特殊ですね。

WEBテストの形式は玉手箱で、内容は言語・計数・性格です。
玉手箱は、様々な企業で採用されているテスト形式のためしっかりと対策をしておくと良いでしょう。

こちらは営業課長と人事部員2名で行われる面接で、志望理由等を聞かれる一般的な面接です。

そのため、「模擬面接」「最終面接」は、ほかの企業で言うところの「一次面接」「二次面接」に該当すると言えます

また、面接の対策やESなどのクオリティを上げていきたいという方には、就活エージェントの利用がおすすめです。

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内定獲得のための必須対策

ここまで日立製作所の採用大学や採用人数などの採用情報と、選考フローについて共有いたしました。

続いて本章では、日立製作所から内定を得るためにすべき3つの対策事項を紹介します。

日立製作所でなければダメだという明確な志望理由を示そう

他企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくてもいいのでは?」と思われる可能性が高いです。

そのため選考では、確固たる入社意思を伝えるための明確な志望理由が必要となります。

志望理由を考える際は「なぜ電機業界なのか」「なぜ日立製作所なのか」「興味のある部門はどこか」「キャリアビジョンは」という観点から、自らの経験と併せて志望理由を明確にしておくといいでしょう。

また、このような志望動機を作成するには、実際に働いている社員から話を聞けるOB訪問がおすすめです。

OB訪問では、先輩社員からざっくばらんに話が聞けます。

「なぜ日立製作所を選んだのか」「仕事の内容」「やりがい」「キャリアビジョン」などを聞くことで、実際に自分が日立製作所で働くイメージを持つことができ、魅力的な志望動機を描くことができるでしょう。

しかし、OB訪問はどのようにすればいいか分からない方がほとんどだと思います。

「OB訪問の申し込み方法」「当日の流れ」「おすすめの質問例」「OB訪問後のお礼メール」まで解説している記事があるので、少しでも内定獲得の可能性を増やしたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

Webテスト対策をする

日立製作所の選考では、Webテスト「玉手箱」が課されます

所要時間は約1時間30分で、「言語」「計数」「英語」「性格検査」の4分野から出題されます。

他の企業の選考でも多く使われている玉手箱であり、日立製作所の場合はよほど悪い点数を取らない限り落とされないようですが、油断せずにしっかり対策する必要があります。

対策法としては、問題集などを解いて慣れていくのが一番の近道でしょう。

玉手箱の場合、問題は難しくないですが、時間にあまり余裕がある訳ではないので、問題演習を積んで解くスピードを上げる必要があります。

玉手箱は、多くの企業で採用されているWEBテストなので、しっかりと準備しておくことが大切です。

求められる人材とマッチするエントリーシートを書く

圧倒的な売上高を誇る総合電機メーカーでで、受ける人の多い日立製作所で内定を獲得するには、ライバルと差別化することが大切になってきます。

ライバルと差別化を図ることができる最初の機会がエントリーシートです。

自己分析を行い自分の強みを明確にし、日立製作所の求める人材とマッチするようにエントリーシートを書きましょう。

日立製作所では、「社会に貢献する」という理念に共感できる人材が求められています

「社会に貢献したい」と考えるようになったきっかけや、社会貢献のためにどのような行動をしたいかを書けるといいでしょう。

就活ジョブジョブでは面接まで視野に入れた、内定にグッと近づけるガクチカ作成について解説している記事も書いています。

簡単4ステップで、面接対策にもなるガクチカの作成ができるようになるのでぜひ読んでみてください。

その他の気になる情報

日立製作所の年収

就職活動では、高収入を志望動機にするのはタブーですが、実際は気になりますよね。

有価証券報告書の調べによると、令和2年の平均年収は890万円となります。

過去3年の平均年収は以下のようになります。

令和4年916万円
令和3年897万円
令和2年890万円
令和元年902万円
平成30年894万円

日立製作所の初任給

日立製作所の初任給は以下の通りです。

4年制大学卒/ 月給22万7000円
修士卒・博士卒/月給25万1000円

厚生労働省の調査によると、令和2年度の新規学卒者の給与額は大学卒で22万6000円、大学院卒で25万5600円なので、日立製作所の初任給は少し低いと言えます。

日立製作所の評価

実際に日立製作所で働いている社員さんの評価も気になるところだと思います。

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待遇や、働きがい、人材育成などについて、社員のリアルなクチコミから知ることができます。

日立製作所は、丁寧な研修制度が整っており、社員の人柄が良く、ワークライフバランスがとりやすいことから、働きやすい環境が整っていると言えます。

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

今回は、日立製作所の経営理念や将来性などの企業概要と、さらに採用フローや採用倍率などの採用情報についてまとめました。

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本記事の内容が、少しでも皆さんの就職活動をより良いものにできたら幸いです。

皆さんの就職活動を応援しております。